
8月29日・30日の2日間、広島県三次市のワイナリー Vinoble Vineyard のぶどう収穫ボランティアに参加してきました。誕生日のコースに合わせた「朝霧の景色」を造っているワイナリーです。
作業は朝8時半から夕方6時まで。収穫したのはピノ・ノワールと、ソーヴィニヨン・ブラン。昼はみんなでお好み焼き。広島の畑仕事の昼メシとして、これ以上ない組み合わせだと思います。

収穫でやること——摘むだけじゃない
収穫は「房をハサミで切る」だけの作業ではありませんでした。切った房から、ワインに入れてはいけないものをその場で取り除く選果があります。
取り除いたのは:
- カイガラムシが付いた粒
- カビの出た粒
- 白腐病の粒
- 青い未熟な粒——熟していない実は雑味になるので外す
ワインの品質は、収穫のこの手作業の段階から始まっているんだと実感しました。



ワイナリーの方によると、今年のピノ・ノワールは糖度20くらいのものが多いそうです(長年の経験則とのこと)。最近アナログ糖度計を買って実家のぶどうを測り始めた身としては、醸造用ぶどうの数字の世界を現場で聞けたのは面白い経験でした。
クローンの話
Vinoble Vineyard のピノ・ノワールはクローン(同じ品種の中の系統違い)が複数植えられていて、MV6、777、115、UCD5など5種類ほどあるそうです。
同じピノ・ノワールでも系統によって性質が違い、それを同じ畑で育てて醸造している。こういう話を、作業しながら聞けるのがボランティアの醍醐味です。
夜はぶどう畑のバーベキュー
初日の夜はバーベキューを開催してもらいました。マグロにアユの塩焼き、そして竹原のブランド牛・峠下牛(たおしたぎゅう)のステーキまで。


さらに、参加者のワイン好きの方々が持ち込んだシャンパンやワインを味見させてもらえました。Pierre Mignon のシャンパーニュに、1999年のヴォーヌ・ロマネ 1er Cru(Domaine Robert Arnoux「Les Suchots」)まで。ぶどう畑の夜にぶどう好きが集まって、こういう酒が開く。とても貴重な体験でした。

ワイン好きに会いたい人にこそおすすめ
参加者はピノ・ノワールやワインが好きな人ばかりで、作業中も休憩もいろんな話が聞けました。ワイン好きの知り合いを作りたい人には、テイスティング会よりむしろこういう場の方がおすすめかもしれません。一日一緒に手を動かした相手とは、自然に話せるので。
帰りには Vinoble Vineyard で3本購入しました。

- Semillon Sparkling 2024
- Chardonnay & Pinot Noir Sparkling 2021(Decanter World Wine Awards 2024で89点)
- Vinoble Rose Type BDX MV
飲むのが楽しみです。
